見直しを考える時

前回の記事で拒食に陥ったことを書いていたムオヒラセガメですが、看病むなしく昨日逝ってしまいました。

数日前までは元気そうだったものの、昨日の朝は目も開けられないほどに衰弱しており、もう夜までは持たないだろうと悟りました。
なので、仕事中も憂鬱で、帰宅して確認することを考えると気が重かったです。

当初から手こずっていたのであればともかく、導入直後の立ち上がりが極めて順調な個体でしたので、ここにきての急展開に強い喪失感を覚えています。
ただ、もう一匹は早々に成長線が出ていたので、この個体に関しては内臓がきちんと機能していないのではとの思いはありました。

ヒラセガメは立ち上げに長い期間を要する種であり、状態が急降下するケースが多いことも過去の失敗から認識していました。
にもかかわらず、食欲が安定したことに気を緩め、後に迎えた重症のラオスに意識を奪われていたことが今回の結果となりました。
不調に気付いた後の処置にも迷いがあり、冷静な判断が出来ていなかったと思います。

もちろん、どちらにしても避けられない死だったのかもしれません。
ただ、自分としても精一杯の面倒をみたとは言えないため、大きな後悔と罪悪感が残ります。

前々から思っていたことですが、己のキャパシティを超えた飼育数は不幸へと繋がります。
人にとっても、亀にとっても・・・

ムオヒラセガメやラオスモエギなど、ペアが成立していない種は相応しい人に委ね、飼育メンバーの見直しをしようかと本気で考えています。

 


4 thoughts on “見直しを考える時

  1. ワキンナマスター

    おはようございます

    お悔やみ申し上げます
    残念です…
    モエギもヒラセも基本は今も昔もかわらず飼育難種です
    僕はミツオさんがどの子にも愛情をかけておられることをよく存じ上げております
    お気持ちお察しします

    自分だけいいことをいうつもりはありませんが
    失ったものから何かを生み出すことが供養であり、功徳だと思います
    今朝も愛すべき子たちが待っています
    どうぞ元気だしてくださいね

    返信
    1. ミツオ 投稿作成者

      >ワキンナマスターさん

      暗い内容であるにもかかわらずコメントして下さり、ありがとうございます!

      今回のヒラセは順調に見えていただけに、一層悔やまれます。
      飼育するからには愛情を持って接したいと思っておりますが、気持ちだけでお世話が行き届かないようでは意味がありませんね(苦笑)

      仰る通り、今いる個体を同じ目にあわせないように努めたいと思います。

      返信
  2. BONZO

    残念でしたね・・・。
    生き物の死を看取るまでを含めて飼育であり、飼っている側のエゴなんでしょうけど、最後まで納得のいく飼育をできなかったのは、本当に辛いことだと思います。

    キャパを超えた飼育数・・・自分はミツオさんのような飼育難種を飼ってはいませんが、身につまされる話です。
    この趣味、キャパの限界と飼いたい欲との戦いのようなところもありますが、冷静に考えなければなりませんね。

    返信
    1. ミツオ 投稿作成者

      >BONZOさん

      飼育する以上は別れがあることも覚悟の上ですが、今回のようなケースは罪悪感が残ります。
      立ち上げが厄介な個体であればそれだけの覚悟を持って迎えるべきでしょうから、きちんと反省をしなくてはと思います。

      キャパの限界を行ったり来たりしてしまうのは、この趣味の宿命なのかもしれませんね。。。(苦笑)

      返信

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