自家繁殖のホシガメを死なせてしまいました。
昨年の10月に孵化した個体です。
ソフトシェルを患っていましたが、今までに同様の個体を何匹も立ち上げてきましたので、手を打つのが遅すぎたことが直接の原因だと思われます。
孵化仔の死が初めての経験である為か、非常に悲しく、そして残念であるとともに、母亀に対して後ろめたい気持ちにもなりました。
あらためて数えてみると、今までに手元で孵化した個体は34匹でした。
長年ブリーダーを続けている方からすれば微々たる数だと思いますが、ここまで一匹も亡くさずに育ててこられたことは自慢であり、自信にもなっていました。
特に、ベビーサイズのリクガメを死なせまくっていた過去がある私にとっては、飛躍的な進歩を実感できる輝かしい現実であったと言えます。
リクガメに限った話ではありませんが、飼育個体を死なせてしまった時、当事者の精神的ダメージを和らげる手段として「先天的」や「個体差」という表現を用いるのが一般的だと思います。
実際、私も最初はそう解釈することで気持ちの折り合いをつけていました。
しかしながら、自分から望んで連れ帰った挙句に死なせておいて「先天的に生きられない運命だった」とか「ワイルド個体は環境変化に弱い」などと片付けるのは違和感がありますし、飼育技術の向上も望めません。
個体の「生命力」を不幸の原因として挙げるのなら、飼い主の「技術力」も問題視しなければ卑怯なわけで・・・。
逆に、自然下では淘汰されてしまうような個体でも、人の手によって命を繋ぐことができるのが飼育下の良いところではないでしょうか。
そんなわけで、これからも現実を直視しつつ頑張っていこうと思います。
ちなみに、これは昨年12月の東レプで迎えた個体 悔しいことに、現時点では自家繁殖個体よりも元気がイイんですよね。
なんか、複雑。。。
お気持ち察します。実際に他の生物も複数維持すれば妙に順調に育つ個体と全てが弱々しい個体を実感しますね。もちろん急にスイッチが入る個体や把握出来ないまま突然死もこの趣味には珍しい話ではないですし。。個人的には気付いてやれなかった事に一番悔やみますが気付いてもどうにもならない場合もありますからね。話は反れますが…ミツオ産ベビーをウチにも是非加えたいです。
>浪漫人さん
思ったことをツラツラと書いてしまいましたが、理屈で解決できないのが生き物の飼育ですよね。
私の場合、すぐに逃げ道を探してしまう性格なので、日頃から結果に対してしっかりと向き合うように努めています。
今期も十数匹の孵化仔を授かっていますが、イベントに出店できるかどうかは何とも言えません。
納得できる個体に仕上げられた際には、ぜひお迎え頂きたいと思います。
お悔やみ申し上げます
僕はこれまで随分ハッチベビーを亡くしてきました
死にごもりも含めると相当です
アメハコのベビーを管理ミスでおぼれさせたり
ひっくり返ったまま死なせてしまったり…
繰り返すうちに、正直「そういうものだったんだ」と
極めて傲慢な納得をして平気になったり…
ミツオさんの命に対するストイックで真摯な向き合い方
尊敬します
悲しい出来事から進歩が生まれますものね
元気出してくださいね!
>わきんなますた〜さん
飼育者の方やブリーダーさんによって様々な考え方があるでしょうから、どれが正しいとは言い難いものですよね。
私は怠惰な人間でして、ストイックな姿勢に憧れているだけです(^_^;)
なかなか思うようにならないジレンマが辛いですが、ボチボチやって行こうと思います(^^)
残念な結果となり、お気持ち察します
僕はまだ、これから産卵する若い個体を飼育するレベルの人間で何も言える事はありませんが、死なせてしまって後悔もありますが何をしてあげれば正解なのか分からないのが辛いところです、死なせてしまった事も情報を共有し今後にいかせればいいのかなぁ〜と思ってます。
>まさやんさん
暗い記事が多くてすみません。。。
私も運良く繁殖向きの個体を手に入れただけの人間なので、知識がついてこなくて苦戦しています。
リクガメは本当に難しいですね。
正直、死なせてしまったことを書くのは抵抗がありますが、良い事だけしか書かないのはもっと嫌でして・・・(^^;)
でも、他人の失敗談て勇気が出ますよね^ ^