ぼろぼろ

前々回の記事にてホシガメの孵化仔を死なせてしまったと書きましたが、それで済む話ではありませんでした。
孵化仔はその後も次々に死んでいき、わずか10日間で半数程度になってしまったのです。

亡くなった個体に共通点は見当たりません。
孵化時期やサイズも様々でしたし、全て着実に成長している個体でした。
また、生き残っている個体は何事もなかったかのように過ごしており、衰弱している様子は見受けられません。

関連性の薄い個体が同時期に死んでいく場合、外的な要因を疑うのが自然だと思います。
具体的には、
・極端な温湿度
・食餌への異物混入
・細菌による感染症
などでしょうか。
色々と憶測をしてしまいますが、どれも確証はありません。

個人的には、孵化直後の管理を誤ったことに本質があり、先述の外的要因は引き金となったに過ぎないと考えています。
いずれにしても、来期以降も発生する可能性がある問題ですので、覚悟しつつ臨まなくてはなりません。

 
お恥ずかしい話ですが、起きている現実を茫然と受け止めることしかできませんでした。
育てることが出来なかった孵化仔たちに対し、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
「今日は何匹死んでるかな・・・」と思いながら帰途につく日々は、とても重苦しいものでした。

 

 


12 thoughts on “ぼろぼろ

  1. わきんなますた~

    こんにちは

    吃驚しました、お察しします

    蓄精状況ほか孵化仔の素質は調べようがないのですが
    僕が知りうる事例ではミツオさんがおっしゃるとおり
    異物混入か感染症ではないかと…
    僕は魚でヘルペスの恐ろしさを経験しました
    なにしても二次感染を防げず子も親魚も殆ど全滅させてしまい
    膝から倒れて立ち上がるものやっとでした

    こんな僕でもお役に立てることがあれば
    なんでもおっしゃってくださいね

    返信
    1. ミツオ 投稿作成者

      >わきんなますた〜さん

      びっくりさせてすみません。

      高校生の時は古代魚が大好きでして、一生懸命お金を貯めて購入した魚たちを、薬の量を間違えて殺してしまったことがありました。
      ショックのあまり水槽の前で座り込んでしまったのは苦い思い出です(^_^;)

      ご心配をお掛けしてしまいましたが、私は大丈夫です(^^)

      返信
  2. 浪漫人

    この記事を読んで昔の記憶が甦りました。
    当時はリクガメも色々飼ってましたが結果的にパンケーキ達がヘルペスを発病し沢山の命を道連れにしてしまいました。早かったです……35センチまで育ったスマトラエミスさえもあっという間でした。勿論病院にも向かいましたが一部のヘルマンが残っただけでした。ワイルドだけに潜伏は承知してましたが何が引き金になったのかは分からないままです。感染系は防ぐのは難しいですね。。
    お気持ち察しますが残された子達のためにも前進してくださいね。

    返信
    1. ミツオ 投稿作成者

      >浪漫人さん

      毎度、お気遣いのコメントを誠にありがとうございます。

      ヘルペスは怖いですね。
      パンケーキから35センチものムツアシまで・・・、よほどのショックだったと思われます。

      そうですね。失敗を無駄にしないためにも頑張らないといけません。
      もっともっと頭を使わなければ、前進どころか後退ばかりになりそうです。。。(^_^;)

      返信
  3. がびお

    心中お察しいたします。
    死を無駄にしたくないという思いは常に持つようにしてはいますが、
    実際のところ何が原因だったのか、ハッキリした答えは・・・・

    前々回の記事にありましたが、私自身も繁殖を志す上で、死を無駄にしない、
    人の手によって“命を繋ぐ”ことを大事にしたいと思ってはいますが、
    実際のところは同じような失敗を繰り返しています、、、
    それでもやはり繁殖を続ける気持ちには変わりはありませんし、
    命の重みを感じながら、出来る限りのことをしたいと思っています。
    同じ過ちを繰り返さないとは、言い切ることが出来ないのですが、、、

    私自身もミツオさんも、飼育と繫殖を続ける道を選ぶ以上は、
    かめたちと向き合いながら、しっかりと前を向いて行くしかありません。
    お互い頑張りましょう!

    返信
    1. ミツオ 投稿作成者

      >がびおさん

      励ましのお言葉、誠にありがとうございます。

      失敗をする度に後悔や反省をしているつもりですが、結局は似た様なことを繰り返してしまいます。
      自分のしていることに疑問を抱くこともありますが、ネガティブにならず責任ある行動を心掛けたいと思います。

      こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。

      返信
  4. まさやん

    せっかく孵化した子亀達なのに残念です
    原因がハッキリしないという事なんですが
    みなさんが言われてるヘルペスならば症状ですぐ分かります(経験者です(^_^;))ミツオさんも経験ありますよね?それ以外ならば僕も何も言えませんね、なんとかこの死を無駄にしない為にも原因がわかると良いですね。(合掌)

    返信
    1. ミツオ 投稿作成者

      >まさやんさん

      今回はヘルペスではなさそうです。
      ちなみに、私は生物の体内にヘルペスや寄生虫が潜んでいることをあまり問題視しておりません。
      それらが猛威を振るう状態は恐怖ですが・・・(^_^;)

      根本を改善し、同じ過ちを繰り返さないのが当面の課題かなと思っております。

      返信
  5. アンビの爺

    お察しいたします。
    インドホシは未だに孵化に至っておりませんが、この様な事が起きることを
    教えて頂き不謹慎ですが感謝致します。
    私なりに原因を考え予備知識とさせて頂きます。
    ミツオさん、今後も貴重な情報開示を宜しくお願い致します。

    返信
    1. ミツオ 投稿作成者

      >アンビの爺さん

      実は、今回の症状は親亀の前飼い主さんの元でも起きており、悩みの種となっていることでした。
      数年前に相談を受け、色々と意見交換をした経緯があるのですが、自分の元では大丈夫だろうと高を括っていたことが災いしてしまいました。

      いくつか解決策を考えていますので、今後の孵化個体で検証してみるつもりです。

      返信
      1. アンビの爺

        ミツオさんは、原因の特定が出来ているのですね。
        前飼い主様と情報交換されていたからこそ原因の特定とその対策が見いだせるのだと思います。

        是非、検証結果、教えて頂きたいです。
        書籍等では得られない貴重な情報です。皆が待ち望んでいると思います。

        返信
        1. ミツオ 投稿作成者

          >アンビの爺さん

          いや、特定と言い切れるものではなく、いくつか有効と思われる対策がある程度なのですが・・・(^_^;)
          もちろん、この先の展開もブログで紹介していきたいと思います。

          しかし、いつも悩むことなのですが、文章で表現するのは難しいですね。。。
          イベントでお会いした時にも是非色々な情報交換をさせて下さい。

          返信

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