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揺れる気持ち

何度も書いていることですが、私はナミビアヒョウモンガメが好きで、その繁殖を大きな目標としています。

しかし、先々月に唯一のメス個体を亡くしたことにより、オスが2匹のみとなってしまいました。20161103-01活発なうえに人懐こく、ペットとしては申し分ない存在ですが、これでは繁殖を目指すことが出来ません。

どうしたものかと考えているうちに、今年も可愛らしいベビーが入荷するシーズンとなりました。
ナミビアヒョウモンガメの育った個体が販売されるのは非常に稀なので、ベビーを迎えて気長に育てるというのも選択肢の一つだとは思うのですが、、、

 
問題1. 今からベビーサイズを育てる気力と体力が私にあるのか?

あくまでも個人的な感覚ですが、リクガメを迎えるのはミズガメを迎えることの何倍も“覚悟”を要します。
亡くしてしまったヌーはベビーから6年間かけて育てましたが、その時点では産卵できるサイズには至っておらず、同じ段取りを再度行うというのは正直言って気が重いです。
立ち上げ中の個体を複数匹抱えている私に、また一から大型種を育てるだけのエネルギーがあるのだろうか・・・

 
問題2. 思い切って迎えてもメスになるとは限らない

ナミビアヒョウモンは大型種ゆえ、ある程度のサイズになるまでは雌雄の判別が出来ません。
なので、ベビーサイズを迎えても数年は性別が不確定というリスクを抱えることになり、一生懸命に育てたらオスだったという結末を想像するとツラいです。

 
問題3. ヒョウモンベビーは立ち上げが難しい

甲長5cm程度で売られているナミビアヒョウモンガメは立ち上げるのが容易ではありません。
その可愛らしさと活発な姿に騙され易いのですが、上手くやらなければ成長のスイッチが入らずに衰弱していく危険性が高いと思います。
全くの無策とは言いませんが、自分にそのスキルがあるのか、恥ずかしながら自信がありません。

 
以上の理由から、迎えるべきか控えるべきか、毎日のように気持ちが揺れています。
まあでも、一番の悩みどころは大型種を迎えるということに対する覚悟でしょうね(笑)

屋内飼育おいて、大型種がケージ飼育から室内放し飼いになった途端、人と亀との物理的・精神的な距離感が飛躍的に狭まります。
それはカメ自身も感じているようで、飼い主に対する遠慮がなくなることは大きな醍醐味と言って良いのではないでしょうか。
とはいえ、時間が無い時に限って床に糞尿をバラまかれ、「わざとやってるだろ!」と憤りを感じることも少なくありませんが・・・(苦笑)

はぁー、本当にどうしよう。。。
飼育の苦労も喜びも、迎える覚悟も大型です。。。