ハコガメ/ヤマガメ」カテゴリーアーカイブ

2024年を省みる

2024年は5月にブログを更新しただけで、あとはインスタのみでした。
せめて年末くらいはカメライフを振り返っておきます。

まず、今年は6歳のトウブハコガメが初の産卵をしてくれました。
約3週ごとに4クラッチまで続き、回収できた卵は計27個。
そのうち半分程度が発生し、孵化に至ったのは10匹でした。
どの個体もすんなりと配合に餌付いたので楽観視していたのですが、しばらくすると拒食となり、死んでいく個体が続出。
私の管理ミスもあったりで手元に残ったのは0匹、生き残っているのは友人に譲った個体だけとなりました。
餌付いた後に食べなくなり、甲羅が柔らかくなって死んでいくというのは先天的な要因だと思いたいのですが、譲った個体が無事に育っていることを考えると、私の育成技術に問題があったと認めざるを得ません。
きちんと反省して来年に繋げたいと思います。

そして、オプストヒラセガメが初めて孵化に至ったものの、数日後に息絶えてしまいました。
オス親は2013年、メス親は2014年に迎えた個体で、2018年に孵化寸前までいったことがあったのですが、それから数年間はメス親の体調が安定せず、繁殖からは遠ざかっていました。
今後も繁殖に拘らず、親個体の健康維持を最優先に飼育していくつもりです。

さらに、2019年から飼育しているセイロンホシガメが初の産卵をしました。
約40日ごとに計3クラッチを産み、どれも大きくて立派な卵ばかりでした。
これまでは大きく育てることを優先してオスとの同居を避けていたのですが、来年以降は繁殖も視野に入れつつ管理したいと思います。
ただ、インドホシガメは抱卵をコントロールするのが難しく、雌親の体が心配でもあります。

今年もクロハラモエギハコガメが殖えてくれました。
1stクラッチで3匹が孵化したかわりに、順調に変化していた2ndクラッチの卵が途中で腐ってしまいました。
これは1stクラッチに栄養を使い切ってしまったからなのか、それとも管理方法に問題があったからなのか、理由は分かりません。

その他は例年通りと言いたいところですが、昨年の卵を持ったまま冬を越すことになってしまったクロハラモエギハコガメを2月に亡くし、かなり落ち込みました。
余談ですが、歳のせいか亀との向き合い方が以前と異なってきたような気がします。
なんというか、可哀想だと感じる機会が増えたと言いますか・・・
もしかすると、数年前から飼い始めた猫の影響なのかもしれません。

さて、最後はお迎えの話題です!
自家産の育成に失敗した寂しさを埋めるべく、大御所ブリーダーのBONZO CLUBさんから今年生まれのトウブハコガメを譲って頂きました。


いちおう世界屈指の派手さを誇るサイケくんの子なのですが、その片鱗は一切感じられません(^^;;
むしろ、現時点ではミツユビハコガメを掴まされたのかと思ってしまうほど地味です。
まあ、いずれはサングラスなしでは直視できないくらい眩しくなるでしょうから、それを楽しみに育成していきます。。。

それでは、一年間ありがとうございました。
良いお年をお迎えください!

2023年を省みる

あまりブログを更新できませんでしたが、2023年を振り返っておきます。

最も大きな出来事は、3月から5月にかけてモエギハコガメを3頭も死なせてしまったことです。
いずれも十年来の飼育個体であり、存在していることが当たり前になっていたので、非常に悲しい思いをしました。

最終的な診断は腎不全でしたが、どうして罹患したのかは分かりません。
獣医師さんによると冬場のクーリングが原因ではないかとのことですが、この数年はあまり冷やさずに越冬させていたので、私は違うと思っています。
何年も同じサイクルで飼育してきた個体が同時期にバタバタと死んでしまうのは偶然ではなさそうですが、一つだけ思い当たる原因は屋外飼育による夏場の暑さです。
今年は特に異常な暑さでしたが、昨年までの猛暑も生体には負荷が大きかったでしょうから、体力のない個体から弱ってしまったのかなと。
本来棲息すべき気候とは異なる環境で長年飼育されてきたわけですから、少しずつ悪化していたということなのかもしれません。
ずっと調子良く飼えていると思い込んでいた自分が恥ずかしいです。

そして、もう一つの大きな出来事は、庭で飼育している亀たちがドブネズミに襲われてしまったことです。
特にカンボジアモエギは両腕を激しく食いちぎられ、かなりの重傷でした。
出血も酷くて死んでしまうかもしれないという状況でしたが、ひと月以上の拒食の後に少しずつ食べ始め、なんとか回復に至りました。
既に3頭も死なせた後でしたので、命が助かっただけでも本当に良かったのですが、この事で全ての亀を屋外飼育から撤退することに。
その後に金網の蓋を付けたブルコンを用意してアメハコとドロガメのみを庭へ戻しました。
今さらですが、2021年の10月にガルフ同士がケンカをしたと思っていた怪我もドブネズミの仕業に間違いないでしょう。
亀たちに謝らないといけません。

いずれにしても、屋外飼育が大幅に制限されてしまったことで、私の亀飼育は方向転換を強いられることになりました。
これまで庭で飼育してきた個体達が室内のケージで過ごす様子を見るのは非常に辛く、なんとかしてあげたいのですが、もともとギリギリのスペースまで使用していましたので、飼育数を減らさない限り改善は難しそうです。。。


と言いつつ、、、
今年も色々と欲しい生体に悩まされました。
特に我慢したのはシロアゴヤマガメとモリセオレガメです。
この両種は私の好みにピッタリですので、いつかは飼ってみたいと常に思ってきました。
ただ、現在飼っている種や個体を理解できていない現状で難しそうな種を増やすことに抵抗もあり、なんとか思い留まりました。

今は、新たに迎えたセマルハコガメのベビー達を育てることを楽しんでいます。
それと、夏にユカタンハコガメの2022CBを迎えました。
ブリーダーさんの話ではオスの可能性がありそうなので、期待しつつ育てようと思います。


繁殖については、親個体すら満足に飼育できていない状態ですので、あまり積極的に考えることができません。
ただ、事情があってセイロンホシガメを雌雄同居させたことは大きな変化かなと思っています。

また、今年はトウブドロガメが孵ったのですが、ただ飼っているだけで殖えたという印象が強く、生命力の強さに驚きました。

日頃から手の掛かる種ばかりを好んで飼育している自分は、成体を販売する際に用いられる「即戦力」という表現に嫌悪感を抱いてきたのですが、少し理解できたような気がしました。


こうして今年一年を振り返ってみると、辛かったことの方が目立ちますが、あくまでも趣味としての亀飼育ですので、充分に楽しませてもらえたと思っています。

来年は、どんな年になるのでしょうか。。。
爬虫類イベントを取り巻く環境や異常気象等、心配事は尽きませんが、前向きに続けていきたいと思います!
それでは、良いお年をお迎えください!!



とんぶり市で・・・

10月1日に浅草で開催された、とんぶり市2023へ行ってきました。

先行入場のチケットを購入していたものの、今回は特に目当ての生体がいなかったので、のんびりと場内を見て回りました。
少し時間を持て余してしまったのですが、お友達が出しているブースはどこも接客に大忙しで挨拶どころではありません。

せっかくなのでブラックアウトも行きたかったのですが、同時開催の時は長蛇の列ができてしまい、冷やかしで入るにはハードルが高いです。
まあ、もう少し自分が若ければお祭り気分を楽しめるのかもしれませんが・・・

午後から来ると聞いていた知人との再会を果たし、もはや隔月刊とは呼べなくなって久しいクリーパーの最新号、そして今は無きリクガメジャパンの面々が運営している桑の木本舗のサプリをゲットして帰途につくはずが、、、


うっかり衝動買いをしてしまいました。

チュウゴクセマルハコガメです。

なんか、何度も見てたら欲しい気持ちを抑えきれなくなってしまいまして。。。

以前にも書いた気がしますが、私にとってセマルハコガメは、中学生の頃に仲良しの友達からもらったにもかかわらず、遊ぶことに没頭して死なせてしまった苦い思い出の亀なのです。
もう35年以上も前のことなので記憶が美化されている可能性もありますが、あれは生粋の八重山セマルハコガメだったのではないかと思っています。
非常に美しいシルエットの個体だったかと。。。
それまではクサガメとミドリガメくらいしか飼ったことがなかった私にとって、腹甲が閉じて箱になるということも驚きでした。

そんな第一印象の影響もあり、私は地味でシャープな印象のヤエヤマセマルハコガメが一番好きです。
といっても、もう飼えませんけどね。。。
いや、当時から飼ってはいけない亜種だったんですが、何年か前まではそれなりに見かける機会があったような、なかったような???

余談ですが、購入している真っ最中にインドホシガメの巨匠が現れて亀談義に移行してしまった為、これまでの飼育環境や給餌内容を聞きそびれてしまいました。
まだ10g程度の個体ですので、餌付けに苦労するようなら早めに手を打たないといけません。

予定外のお迎えとなりましたが、大切に育てたいと思います!

クロハラモエギハコガメの孵化

インスタに載せたきりでしたが、7月2日にクロハラモエギハコガメが孵りました。

メス親は毎年のように無精卵を産んでいた個体なので、卵の発生を確認した時は嬉しかったです。


しかし残念なことに、順調そうだった同クラッチの卵は、死籠りとなりました。

無事に孵化した個体に比べ、こちらの方が体格が良く、甲ズレもありません。
命というのは不思議なものです。。。


そして、私には餌付けのセンスが無いようで、今回も手こずりましたが、なんとか軌道に乗ってくれたようです。

かなり警戒心が強い個体ですが、着実に成長しています。


ちなみに、セカンドクラッチの卵2つは豪快に食卵されてしまいました。
せっかくの有精卵を食べてしまうなんて勿体無い気もしますが、そこは価値観の違いなので受け入れることにしています。



余談ですが、少し前の「情熱大陸」にて、ワニ研究者を取り上げている回があり、とっても感動しました。
ワニのことが好きすぎて、飼育するのではなく自分が現地で生活するという、大胆で当たり前の発想が素敵だと思います。
自然下から無理やり手元に連れてきて、飼育での失敗を繰り返す私は一体何者なのだろうと・・・
以前から感じていたことではありますが、本当に業の深い趣味ですね。。。



ユカタンハコガメの成長記録

昨年の今頃、ユカタンハコガメ2021CBの2匹に成長差が出ていることを書きました。

↑当時の写真です。


一年が過ぎた今は、、、

ご覧の通り、追いつきました!
まるで別個体のような変貌ぶりです。

これは冬場のクーリングに差をつけて、小さかった方が育つようにした結果です。
でも、大きかった個体を眠らせ過ぎた気もしますので、今度はこちらの育成にも力を入れています。



ちなみに、2020CBも含めた体格差は・・・

順調なのか全くわかりませんが、イイ感じだと思いたいです。
そして、、、やはり全部メスっぽい。。。

昨年、知人が自家繁殖のTSDオスを譲ってくれると声を掛けてくれたのですが、ちょうど散財した直後だったので渋々お断りしました。
ワイルドの親個体が非常に美しかった上、その知人はユカタンハコガメの飼育をやめてしまったので、激しく後悔しております。
ウチの3匹のうち、どれかがオスであることを強く願いつつ育てたいと思います。




オマケですが、今年のお正月に迎えたトウブハコガメ2022CB

迎えて3ヶ月半で、約5倍の体重になりました!
甲羅も滑らかで、トウブでは今までで一番上手に育てられているかもしれません。

実は、お店で配合飼料に餌付いていなかった為に少し値引きして下さったんですが、たぶん今も配合だけだと食べないと思います。
その為、餌に肉類を入れるのですが、ついでに色々なものを混ぜているのが良いのかもしれません。
ユカタンとは逆にウチのトウブはオス率が高いので、この個体はメスになってくれると良いのですが、さてどうなるか!?