セイロンホシガメ」カテゴリーアーカイブ

10年

ふと気が付くと、ブログを始めて10年が経過していました。

亀に没頭して数年は孤独に向き合っていたものの、だんだん寂しくなってブログを開設することに。
たいした記事は書けてませんが、お陰様で素晴らしい仲間たちを得ることができました。
そして、この先の素敵な出会いにも期待しています。

思い返すと色々なことがありました。
頭に浮かんでくるのは失敗ばかりです。
そのせいか、当時とは亀との向き合い方が変わったとも感じます。

今では飼育している個体の大半がアジアのハコガメ・ヤマガメとなりました。
(写真は一枚だけですけど・・・)


やはり、私は大型のリクガメが好きなのですが、現在の生活環境では健康な育成・飼育を実現できないことが大きな葛藤となっています。

今後もマイペースに更新していきますので、たまには覗いてみて下さい。




近況

もはや誰も見ていないかもしれませんが、久々に近況を記したいと思います。

まずはセイロンホシガメ。
なかなか生態を理解できず、飼育が前進していません。

我が家にいる個体は全て2019年に迎えたのですが、2年経っても状態を把握するのが困難に感じます。

熱帯に分布する種は年間を通じてコンディションの変化が少ないというイメージを持っており、今まで飼育してきたインドホシガメも同様でした。
しかし、セイロンホシガメは違います。
私自身が体内時計を把握できていないこともあり、食欲や活動量の変化に一喜一憂しながら観察しています。

ただ、同時期に輸入されたセイロンホシガメの飼育者が周囲に存在しないため、もしかすると他の方は苦労なく飼えているのかもしれませんが・・・



そしてアメハコ。
セイロンホシガメとは異なり、飼い易くて育成にハマっています。
現在、トウブ・ガルフ・ユカタンを育てているのですが、お気に入りはガルフです。

2020CB

大型種ということもあってか、トウブに比べて倍以上の速さで大きくなっています。
急成長を感じさせない流線型のボディはワイルド個体のようです。


ついでに、似たような成長速度のユカタン

2020CB

トウブやガルフとは異なり、まだキレイに育てる方法が掴めてません。
様々な育成環境を試してみたいのですが、気軽に迎えられないのが難点ですね。。。

いずれ、他の個体も紹介したいと思います。



というわけで、2021年5月の近況でした。
最近はインスタグラムに写真だけを上げることが多くなってしまいましたが、こちらのブログも時々は更新したいと思います!



2020年を省みる

2020年が残り僅かとなりましたので、恒例の振り返りを記します。

・飼育について
毎年、「新たな種を迎えない・飼育個体を死なせない」を目標にしてきたのですが、達成できたことはありません。
節度ある飼育者さんには当然のことでも、不真面目な私には高いハードルなのです。
ところが、今年は一匹も死なせておらず、このまま行けば十数年ぶりの快挙となります。
飼育個体数が減って目が行き届くようになったこと、何かを感じたら先手を打つよう心掛けたことが要因でしょうか。
ただ、気がかりなのは庭で眠るトウブハコガメ。
初めての冬眠を無事に越せるのか心配で、頻繁に様子をチェックしています。

それから、今年の目標だった大型ケージを作成することができました。

2400×800×500が二段
見た目はアレですが、通気と採光に重点を置いたヤマガメ用のケージです。
来春以降の観察を今から楽しみにしています。



・繁殖について
昨年、あと一歩というところで失敗に終わったクロハラモエギハコガメ。
今年は有精卵さえ得られれば孵化に漕ぎ着ける自信がありました。
しかし、3つの有精卵を授かったにもかかわらず、どれも早い段階でカビさせてしまうという結末に・・・
孵卵の設定で躓いていることは分かるのですが、現在は改善案が見えていません。

きちんと産卵する個体が増えてきましたので、来年以降も自分なりに試してみようと思います。

そして、一昨年に惜しいところまで行き、昨年は産卵を確認できなかったオプストヒラセガメ。
今年は抱卵したものの産む気配がなく、そのまま拒食へと陥ってしまいました。
結局は4つの無精卵を時間差で産み落としたのですが、その後も元気にならなかった為に室内ケージ飼育へ移動。
秋口には食欲も戻っていたため、現在は冬眠させています。
なんだか後退ぎみですが、来年はどうなるやら。。。

やっと登録を済ませたセイロンホシガメも繁殖を視野に入れ始めました。
成熟していそうな個体は1ペアだけですので、焦らずに進めていこうと思います。


・新メンバー
お迎えはゼロというわけに行かなかったので、紹介しておきます。

トウブハコガメ

現在育成中の2018CBがメスで間違いなさそうなので、同じブリーダーさんにお願いして別血統のTSDオスを譲って頂きました。

ユカタンハコガメ

以前から憧れの種でしたが、色々とストレスが溜まった勢いで迎えてしまいました。

上記2匹とも順調に育っていますので、美しいフォルムを目指して頑張ります。



・最後に・・・
2020年の我が家における最も大きな変化は猫を飼い始めたことです。
ひっそりとインスタグラムを始めたので、良かったら見て下さい。
https://www.instagram.com/cat_and_tortoises/
ほとんど猫ですが、たまに亀も登場します。


それでは、ブログを見て下さった皆様、今年もありがとうございました!




15ヶ月

まもなく生後15ヶ月となるセイロンホシガメ

甲長115mm,体重321g
前回はソフトシェルになってしまったことを書きましたが、飼育環境の改善によって回復しつつあります。


ただ、栄養価を高くしたことで甲羅のボコボコが凄いことに・・・

経験上、ソフトシェルの個体は滑らかな甲羅に育つケースが多いのですが、それどころか今までに無いくらい派手なボコつきっぷりです。

2週間ほど前に運動量重視の大きなケージへ移動し、餌も当初の粗食に戻しました。
今後どの程度の軌道修正ができるのか、私自身も興味深く見守っていきます。


余談ですが、、、
以前、かなりボコついたメスのインドホシガメを迎え、一年半ほど育てた後に手放したことがありました。
数年後、その個体が立派な成体となっている姿をSNSで見掛けたのですが、最初は同一個体であることに気が付かないくらい美しくなっており、非常に驚きました。
飼育環境の良し悪しが甲羅の成長に現れることを改めて思い知らされた出来事です。





登録票

登録票が届きました。

インドホシガメ×5、モエギハコガメ×5です。

最初に確認用のfaxを送ってから2ヶ月強。
10頭という数もあってか、それなりの時間を要しました。

サイテス1の告知を見た当初は「面倒なことになったなぁ」という自分本位の感情でした。
しかし、実際に手続きを行なってみると、不慣れな飼い主を相手に大量の作業を強いられている自然環境研究センターの大変さにも気付かされました。
私自身も書類の不備でご迷惑をお掛けしましたが、担当して下さった方の丁寧かつ責任感ある対応に感謝しています。

とはいえ、やはり飼い主が登録に費やす手間は結構なものがあり、趣味の延長線上と位置付けるには負担が重すぎるような気がします。
特にホシガメのような沢山殖える種に対して「ある程度育てる」→「マイクロチップ挿入」→「登録手続き」という段取りを繰り返し続けるのは厳しいかと・・・
モエギハコガメくらいなら頑張れそうな気もしますが、その時が来るまでは考えるのをやめておこうと思います。