土曜日に夏レプへ行ってきました。
JRSは仲間たちと普通列車で向かうのが恒例なのですが、今回は友人に生体の運搬を託された関係で新幹線を利用します。
そのため、往路は単独での移動になるかと思いきや、幸いにもモリイシの大御所であるB氏が同じ新幹線でした。
周知の通り、B氏はそのオシャレで紳士的な外見からは想像できないほど激アツなマニアですから、道中は必然的にサイケデリックな語りを拝聴することに・・・。
さて、約半年ぶりのツインメッセ、会場内の熱気は物凄かったです。
午後は徐々に落ち着いていったものの、お昼頃は通路を進むのも大変でした。
カメの人気は低迷気味な印象ですが、それ以外の爬虫類や小動物が盛り上がっている為、イベントの認知度や参加希望者が増え続けているということなんだと思われます。
あいにく写真は殆ど撮っていませんので、もはや自己満足に等しい「誰にも喜ばれない個人的ヒット生体リスト」を記しておきましょう。
・インドホシガメ
→立派なオスに惹かれたのですが、値段に圧倒されました。。。
サラリーマンや学生のお小遣いで買えるという身近さもホシガメの魅力だったのでしょうから、現状には寂しさを感じてしまいます。
もちろん、高価になることで大切に扱われるという点は良いと思いますし、種の保存が優先されるのは賛成なんですけどね。
もう飼育数を増やすのは諦め、手元の個体で勝負しようと強く決意した瞬間でした。
・クロハラモエギハコガメ
→美しいペアが売られていて、久々に連れて帰りたくなってしまいました。
同行のY氏がオス、私がメスを欲しかったので、ペア割引きで購入して分けようかという話になったんですが、結局は予算と折り合わずに断念。
まあ、縁がなかったということでしょう。
その後、Y氏は小走りで某脱皮スプレーのブースに消えて行きました。
・ヒラセガメ
→オプストと書かれたキレイなメスがいてグラついたのですが、よくよく見るとムオでした(^_^;)
まあ、好きな人以外には似たようなものなんでしょうが、ムオがオプストと表記されるのは珍しい気がします。
・ナミビアヒョウモンガメ
→以前に他店で売られていた個体と思われる大きなオスがいました。
とてつもなくカッコ良いのですが、日本の長い冬を思うと迎える勇気が持てません。
最近は夏の暑さも異常ですから、ナミビアに棲む亀を飼うことのハードルがどんどん上がっているような気がします。
・ソマリアリクガメ
→たまに「うーん?」という個体を見かけますが、15cmくらいで非常に美しいソマリアがいました。
10年近く前にワイルドの大型個体が沢山入荷し、あちこちのショップを興奮しつつ見て回ったのが懐かしいです。
当時のはワイルドだったので迎えるのはギャンブルでしょうが、本当にカッコ良かったなあ・・・。
きっともう、ほんの一部しか生きていないでしょう。
ナミビアヒョウモン同様、アダルトサイズになった時の長〜い冬がネックです(^_^;)
・クモノスガメ
→とっても状態の良さそうな個体達がいて、買えないクセに飼いたくなってしまいました。
法改正で手放す人が増えたのか、一時に比べて見かける機会が多くなった気がします。
これからは繁殖や商売目的ではなく、本当に好きな人だけが飼う亀になるのでしょうか。。。
・エローサセオレガメ
→白い顔・クリクリの瞳・独特な甲羅の形状・大きめなサイズ感など、私が好む要素が沢山詰まった種です。
つい最近、餌を求めて追いかけてくるほど状態の良いエローサを見たことで陰気なイメージまで覆ってしまい、機会があれば飼いたいと思っていました。
それが小さい個体からアダルト個体まで選び放題で、申し訳ないくらいのお手頃価格。
手に持った感じでは状態の良さそうな個体が多く、ついつい立ち上げられるかもしれないと思ってしまいます。
おそらく、野生個体の減少という点では先述のインドホシガメよりも遥かに逼迫していると思われますから、これはビッグチャンスもしくはラストチャンスと言わざるを得ません。
結果的には今回の自分的大本命となり、まとまった数を大人買いしようかとギリギリの時刻まで悩んだりもしましたが、ここで飼育種を増やすと同じ過ちを繰り返してしまうと断念しました。
とにかく筋金入りの飼育困難種であることは歴史が証明していますから、きっと思い切って迎えても私の手に負える亀ではないのでしょう。
毎度思うのですが、死んでしまった理由は何となく分かるけど、その改善方法が分からないというのがリクガメの難しいところです。
情報量に乏しい希少種とは異なり、今まで大量に輸入されてきたのに長期飼育例の少ない種というのは真に難しいのだと思います。日本では飼ってはいけない種と言っても良いのかもしれません。
・マルナガクビガメ
→そもそも守備範囲外なので飼うことはないでしょうが、たいへん目の保養になりました。
小柄な体で一生懸命に餌を食べる姿を見ると本当に癒されます。
色んな意味で売れる可能性が低い亀だと思いますが、それでも仕入れる店主の心意気が凄い!
この猛暑の中、イベントに持ってきて展示してくれるサービス精神も素敵ですよね。
以上、他にもあったかもしれませんが、とりあえず思いつくのはこれくらいでしょうか。
終了後は仲間たちと飲んで盛り上がり、さらに新幹線でも楽しいカメトークをしながら帰ってきました。
今回、周囲のメンバーは珍しくお迎えが目立ちましたので、私も便乗したい思いに駆られました。
しかし、複数のことを同時に考えるのが苦手な自分には現状の飼育種を維持するのが限界かと思われますので、きっと今は我慢の時なのでしょう。
翌日のお庭でパシャリ!
イベント後に家のカメを見てホッとするのも恒例です。
お付き合い下さった皆様、楽しい時間を本当にありがとうございました!