インドホシ/エロンガータ」カテゴリーアーカイブ

励みになります

昨年のとんぶりでお譲りした孵化仔の成長記録が届いたのですが、、、この美しさ、凄くないですか?
写真を見た瞬間、思わず「うおっ!」と声が出てしまいました。

インドホシの美亀といえば太バンドというイメージが強い中、こんなタイプのド派手な個体は見たことがありません。
また、奇抜な柄の個体は育ち難いと聞きますので、順調に成長させている飼育者さんは相当な手腕の持ち主だと思われます。
というか、、、実はこの御方、かなりのホシガメマニアさんでして、以前見せて頂いたコレクションは羨ましい個体ばかりでした。。。(^_^;)

 
自家産の個体から今回の様な美亀が出現したことで、改めてインドホシガメの面白さ実感することができました。
最近は凹むような出来事ばかりでしたが、これからも飼育・繁殖を頑張ろうと思えます。
嬉しいお便り、本当にありがとうございました。

 

 

人気が出ると欲しくなる

たまに寄る爬虫類ショップに1年ほど前から気になるホシガメがいたのですが、いつまで経っても売れないので私が買いました(^^) まだ甲長8センチ程度のオスです。
なぜか分かりませんが、既に飼育している個体に比べて仕草や表情が可愛らしいです。

美しい個体だと思うのですが、こんなにも売れ残っていたのはホシガメもあまり需要が無いということなのかもしれません。
店主によると、最近はアメハコに人気が集中しており、入荷してもホームページに紹介する前に売れてしまうことが多いようです。
流されやすい私としては、そんな話を聞かされるとアメハコが欲しくなってしまいました。。。

 
 
 

成長線マニア

気を取り直して、孵化個体の成長ぶりを紹介したいと思います。

これは前期の19号と14号2匹は母亀が異なるため、模様に違いが見られます。
現時点で生後約11ヶ月と13ヶ月、立ち上がりが遅かった為に昨年のとんぶりには持って行かなかった個体達です。
前期の孵化仔はもう1匹残していたのですが、先日の大量死で犠牲となってしまいました。

 

さて、上記二個体の成長具合をよく見ると、ボコつきは少ないものの、各甲板の成長線が年輪の様に広がっているのがわかります。この細かいシワのような成長線は、飼育下で成長したカメ全般に見られやすい特徴といえるのではないでしょうか。

 

その一方、ワイルド個体の甲羅はツルツルのタイルを繋ぎ合わせたような美しさが魅力で、自然が作り出す芸術の素晴らしさにホレボレしてしまいます。
せっかく良い事づくしのCB個体も、美しさでワイルド個体に劣ってしまうというのは少々残念ですよね。。。

そこで、CB個体の更なる地位向上を目指し、今期の孵化仔は今まで以上に踏み込んだ育成に取り組んでおります。

今期2号(生後約5ヶ月)

 

今期5号(生後約4ヶ月)

マニアック過ぎて伝わらないかもですが、それぞれの甲板が年輪のようなシワの出現を抑えつつ大きくなっています。

別に失敗からの反動というわけではありませんが、今期は全個体をツルツルでピカピカに仕上げ、インドホシガメの魅力を広めることに役立てたいと思います。

これが上手くいったら、地中海リクガメの甲羅を美しく育てることにも挑戦してみたいなあ・・・

 

 

 

ぼろぼろ

前々回の記事にてホシガメの孵化仔を死なせてしまったと書きましたが、それで済む話ではありませんでした。
孵化仔はその後も次々に死んでいき、わずか10日間で半数程度になってしまったのです。

亡くなった個体に共通点は見当たりません。
孵化時期やサイズも様々でしたし、全て着実に成長している個体でした。
また、生き残っている個体は何事もなかったかのように過ごしており、衰弱している様子は見受けられません。

関連性の薄い個体が同時期に死んでいく場合、外的な要因を疑うのが自然だと思います。
具体的には、
・極端な温湿度
・食餌への異物混入
・細菌による感染症
などでしょうか。
色々と憶測をしてしまいますが、どれも確証はありません。

個人的には、孵化直後の管理を誤ったことに本質があり、先述の外的要因は引き金となったに過ぎないと考えています。
いずれにしても、来期以降も発生する可能性がある問題ですので、覚悟しつつ臨まなくてはなりません。

 
お恥ずかしい話ですが、起きている現実を茫然と受け止めることしかできませんでした。
育てることが出来なかった孵化仔たちに対し、本当に申し訳ない気持ちで一杯です。
「今日は何匹死んでるかな・・・」と思いながら帰途につく日々は、とても重苦しいものでした。

 

 

また頑張ろう

自家繁殖のホシガメを死なせてしまいました。
昨年の10月に孵化した個体です。

ソフトシェルを患っていましたが、今までに同様の個体を何匹も立ち上げてきましたので、手を打つのが遅すぎたことが直接の原因だと思われます。
孵化仔の死が初めての経験である為か、非常に悲しく、そして残念であるとともに、母亀に対して後ろめたい気持ちにもなりました。

あらためて数えてみると、今までに手元で孵化した個体は34匹でした。
長年ブリーダーを続けている方からすれば微々たる数だと思いますが、ここまで一匹も亡くさずに育ててこられたことは自慢であり、自信にもなっていました。
特に、ベビーサイズのリクガメを死なせまくっていた過去がある私にとっては、飛躍的な進歩を実感できる輝かしい現実であったと言えます。

リクガメに限った話ではありませんが、飼育個体を死なせてしまった時、当事者の精神的ダメージを和らげる手段として「先天的」や「個体差」という表現を用いるのが一般的だと思います。
実際、私も最初はそう解釈することで気持ちの折り合いをつけていました。
しかしながら、自分から望んで連れ帰った挙句に死なせておいて「先天的に生きられない運命だった」とか「ワイルド個体は環境変化に弱い」などと片付けるのは違和感がありますし、飼育技術の向上も望めません。
個体の「生命力」を不幸の原因として挙げるのなら、飼い主の「技術力」も問題視しなければ卑怯なわけで・・・。
逆に、自然下では淘汰されてしまうような個体でも、人の手によって命を繋ぐことができるのが飼育下の良いところではないでしょうか。

そんなわけで、これからも現実を直視しつつ頑張っていこうと思います。

 

ちなみに、これは昨年12月の東レプで迎えた個体 悔しいことに、現時点では自家繁殖個体よりも元気がイイんですよね。
なんか、複雑。。。