カメ全般」カテゴリーアーカイブ

2021年を省みる


2021年が残り僅かとなりましたので、恒例の振り返りを記します。

今年は本当に忙しく、あまりブログを更新できませんでしたが、飼育意欲が下がったわけではありません。むしろ、以前よりも楽しくなってきたと感じています。
とはいえ、モエギハコガメの孵化仔だけでなく、ホシガメやヒラセガメとの悲しい別れもあり、自身の未熟さを再認識する年でもありました。

また、この数年は繁殖を意識した向き合い方を続けてきたのですが、それよりも健康に長生きさせることを大切に考えるようになりました。
状態の安定した亀がいきいきと暮らす姿を見られることに、大きな充実感を得ています。



相変わらずのコロナ禍でしたが、イベントには出来るだけ足を運びました。
あまり飼育数を増やす気にはなれないのですが、計画していた種だけはお迎えを。

ユカタンハコガメ
2匹となったのは想定外です(汗)

ちなみに、これは昨年お迎えした個体

ちょっとアルビノアカミミガメみたいです。

本当は密かにビルマホシガメも狙っていたのですが、いよいよ価格の高騰に追い付けなくなりました。。。
まあ、スペース的にもセイロンホシガメとの両立は困難なので、これで良かったと捉えます。
といいつつ、今年はバブコックヒョウモンガメに惹かれることも多々あったりして・・・(汗)



このブログを読んで下さった皆様、本年もありがとうございました!
来年の更新頻度は未知ですが、やめるつもりはありませんので、時々は見に来てやって下さい。

それでは、良いお年をお迎え下さい!




10年

ふと気が付くと、ブログを始めて10年が経過していました。

亀に没頭して数年は孤独に向き合っていたものの、だんだん寂しくなってブログを開設することに。
たいした記事は書けてませんが、お陰様で素晴らしい仲間たちを得ることができました。
そして、この先の素敵な出会いにも期待しています。

思い返すと色々なことがありました。
頭に浮かんでくるのは失敗ばかりです。
そのせいか、当時とは亀との向き合い方が変わったとも感じます。

今では飼育している個体の大半がアジアのハコガメ・ヤマガメとなりました。
(写真は一枚だけですけど・・・)


やはり、私は大型のリクガメが好きなのですが、現在の生活環境では健康な育成・飼育を実現できないことが大きな葛藤となっています。

今後もマイペースに更新していきますので、たまには覗いてみて下さい。




2020年を省みる

2020年が残り僅かとなりましたので、恒例の振り返りを記します。

・飼育について
毎年、「新たな種を迎えない・飼育個体を死なせない」を目標にしてきたのですが、達成できたことはありません。
節度ある飼育者さんには当然のことでも、不真面目な私には高いハードルなのです。
ところが、今年は一匹も死なせておらず、このまま行けば十数年ぶりの快挙となります。
飼育個体数が減って目が行き届くようになったこと、何かを感じたら先手を打つよう心掛けたことが要因でしょうか。
ただ、気がかりなのは庭で眠るトウブハコガメ。
初めての冬眠を無事に越せるのか心配で、頻繁に様子をチェックしています。

それから、今年の目標だった大型ケージを作成することができました。

2400×800×500が二段
見た目はアレですが、通気と採光に重点を置いたヤマガメ用のケージです。
来春以降の観察を今から楽しみにしています。



・繁殖について
昨年、あと一歩というところで失敗に終わったクロハラモエギハコガメ。
今年は有精卵さえ得られれば孵化に漕ぎ着ける自信がありました。
しかし、3つの有精卵を授かったにもかかわらず、どれも早い段階でカビさせてしまうという結末に・・・
孵卵の設定で躓いていることは分かるのですが、現在は改善案が見えていません。

きちんと産卵する個体が増えてきましたので、来年以降も自分なりに試してみようと思います。

そして、一昨年に惜しいところまで行き、昨年は産卵を確認できなかったオプストヒラセガメ。
今年は抱卵したものの産む気配がなく、そのまま拒食へと陥ってしまいました。
結局は4つの無精卵を時間差で産み落としたのですが、その後も元気にならなかった為に室内ケージ飼育へ移動。
秋口には食欲も戻っていたため、現在は冬眠させています。
なんだか後退ぎみですが、来年はどうなるやら。。。

やっと登録を済ませたセイロンホシガメも繁殖を視野に入れ始めました。
成熟していそうな個体は1ペアだけですので、焦らずに進めていこうと思います。


・新メンバー
お迎えはゼロというわけに行かなかったので、紹介しておきます。

トウブハコガメ

現在育成中の2018CBがメスで間違いなさそうなので、同じブリーダーさんにお願いして別血統のTSDオスを譲って頂きました。

ユカタンハコガメ

以前から憧れの種でしたが、色々とストレスが溜まった勢いで迎えてしまいました。

上記2匹とも順調に育っていますので、美しいフォルムを目指して頑張ります。



・最後に・・・
2020年の我が家における最も大きな変化は猫を飼い始めたことです。
ひっそりとインスタグラムを始めたので、良かったら見て下さい。
https://www.instagram.com/cat_and_tortoises/
ほとんど猫ですが、たまに亀も登場します。


それでは、ブログを見て下さった皆様、今年もありがとうございました!




登録票

登録票が届きました。

インドホシガメ×5、モエギハコガメ×5です。

最初に確認用のfaxを送ってから2ヶ月強。
10頭という数もあってか、それなりの時間を要しました。

サイテス1の告知を見た当初は「面倒なことになったなぁ」という自分本位の感情でした。
しかし、実際に手続きを行なってみると、不慣れな飼い主を相手に大量の作業を強いられている自然環境研究センターの大変さにも気付かされました。
私自身も書類の不備でご迷惑をお掛けしましたが、担当して下さった方の丁寧かつ責任感ある対応に感謝しています。

とはいえ、やはり飼い主が登録に費やす手間は結構なものがあり、趣味の延長線上と位置付けるには負担が重すぎるような気がします。
特にホシガメのような沢山殖える種に対して「ある程度育てる」→「マイクロチップ挿入」→「登録手続き」という段取りを繰り返し続けるのは厳しいかと・・・
モエギハコガメくらいなら頑張れそうな気もしますが、その時が来るまでは考えるのをやめておこうと思います。



マイクロチップ

先日、マイクロチップの挿入をお願いしてきました。

ホシガメとモエギハコガメ、計10頭です。

なんとなく先延ばしにしていたのですが、登録していないことで繁殖にも消極的になってしまい、今年は交尾すらさせていませんでした。
もちろん、飼育するだけなら現状のままでも良いのでしょうが、繁殖や非常時のことを思うと登録票が欲しくなってしまいます。


ちなみに、これはセイロンホシガメの若個体たち

いわゆるインドホシガメ的な感覚では全てメスの体型ですが、一番左(手前)はオスです。
こんなオスがゴロゴロいるのを見た時は衝撃でした。



ホシガメにチップを挿れた話は珍しくないものの、モエギハコガメに関しては聞いたことがありません。
メンタル面への影響を心配していたのですが、

翌日から全頭が完食していました。



正直、なんらかの変化は生じるかなと思っていたのですが、今のところはホシガメ・モエギハコガメともに違和感なく過ごしているようです。

さて、次は登録の手続きです。
面倒な作業ではありますが、マイクロチップを挿れた以上は前に進むしかありません。