じつは、まだブログに載せていないリクガメが一匹だけいました。
以前、ポンタのことを紹介した時に「なかなか大きくならないコが2匹います」と書きましたが、そのもう一匹です。
ポンタの時もそうでしたが、順調に成長していないカメを載せるのは少し抵抗があります。
それは、その個体に対して失礼ではないかと考えてしまうからです。
誰でも、うまくいっていない時に人前に出るのは嫌なものですから・・・。
どうしようかと迷っていたのですが、ここ最近のポンタの変化に色々と考えさせられ、やはり書くことにしました。(ポンタの変化については、別の機会に記します。)
そのコは私の大好きなヒョウモンリクガメで、ナナという名前です。
2009年の8月に我が家に来ました。
大きな個体を選んだ方が安心なのはわかっていたのですが、お店にいた3匹のうち一番小さくて一番活発な個体を選びました。
当時の大きさは、37.5g/5.1cm。
現在は、75g/6.4cm。
ほぼ2年という月日のなかで、その成長は僅かなものです。
私の浅い経験上、ヒョウモンのような大型種の幼体がなかなか大きくならないのは、かなり深刻だと思っています。衰弱していないのであれば、「寿命の長い生き物なので個体によって成長期が異なる」という考え方もあるのかもしれません。
しかし、外敵の多い野生下において、一日も早く大きくなることは己の身を守り長寿を全うするための必須条件だと思われ、成長が早い個体=生命力が強い個体ということが言える気がしてしまいます。
私は過去に「よく食べるのに大きくならない」という幼体を何匹も死なせてしまいました。
当時は自分の無知を棚に上げ、「先天的に大きくなれない個体だったのかも」とか「ウチに来た時点ですでに弱っていたのかも」とか、都合の良い言い訳ばかりを見つけて逃げ道を作っていました。
確かに、粗雑な飼育環境下でもグングン大きくなる個体もいますし、万全と思われる環境下でもなかなか大きくなれない個体がいることは事実だと思います。
でも、なかなか大きくなれない個体には、必ず「何か」原因があるはずです。
ナナちゃんには申し訳ないのですが、その「何か」は今の私にはわかりません。
ただ、なんとしてもナナちゃんを大きく育てなくてはならないと思っています。
そして、いずれは大ちゃんのダンナさんになって欲しいと願っています。(オスであればですが…)
今回は天気のせいか、少し暗めの内容になってしまいました。
ごめんなさい。