ナミビアヒョウモン」カテゴリーアーカイブ

ヌーの鼻血とホシガメの孵化

先日の朝、ナミビアヒョウモンのヌーが餌をねだりに近寄ってきたのですが、なんと顔が血だらけになっているではありませんか!?

まるで激闘で鼻を折られたボクサーのように鼻と口から豪快に血が垂れてまして、床にもダラダラと・・・(汗)
しかも、当のヌー自身は痛がる様子が一切なく、呑気に餌が出てくるのを待っています。。。

あまりの衝撃的な光景に私もしばらく呆然としてしまったのですが、気をとり直してヌーを連れて洗面所へ行き、血だらけの顔を洗い流しました。
洗浄後も鼻から少し血を出していましたが、痛みが無いのか当亀はお構い無しにゴハンに食い付いています。

出血の原因は分かりませんが、硬いものでも食べて鼻の奥でも切ってしまったのでしょうか???数日前にクチバシを削りましたが、特に関係があるようには思えません。

とても心配だったのですが、あいにくその日は仕事に遅刻するわけに行かず、、、ぶーこさんに委ねて会社へと向かいました。

ぶーこさんによると、間もなく血は止まったようですが、午後になって少し鼻血を垂らしていたとか・・・
また、鼻の中で血が固まったことで鼻息がシューシューと大きかったそうです。

夜、仕事から帰って念入りに確認したのですが、口の中・鼻の穴ともに原因となるようなものは見当たりませんでした。

 

その後は特に異変も無く、
20151223-0120151223-0220151223-05モリモリ食べて元気に過ごしています。

結局、原因は何だったのか分からずじまいですが、大事に至らなくて本当に良かったです。
しかし、亀が鼻血を出すなんて初めての経験だったので本当にビックリしました。。。

 

 

 

さて、話は変わりますが、

インドホシ・メスAの2クラッチ目で一つだけ孵っていなかった卵が無事に孵化しました。20151223-0320151223-04先に孵った3匹から約三週間遅れで、孵化日数は127日でした。

これで今期は8匹目となり、今のところ全て順調に孵化したことになります。
各々、しっかりと成長してくれていますので、このまま育ってくれると有り難いのですが。。。

順番的に、次はメスBの卵が孵化するハズなのですが、うち一つに謎のシミのようなものが出ています。
カビとは異なると思われるのですが、一体どうなることやら・・・


 

ヒョウモンガメに牧草

ここ数日で本格的に寒くなってきました。

カメ部屋の気温も下がりつつあるのですが、20151130-01ミツオは今日も餌を待っています。

 
冬場のリクガメ飼育における課題の一つは適切な餌の確保でして、野菜オンリーでは便の状態や栄養価、そして消化が速くなりすぎることが気になります。
特にヒョウモンガメは野菜を多用すると顕著に軟便となってしまうので、おそらく本来必要とされる成分と大きく異なっているということなのでしょう。

打開策として生牧草の定期購入を前々から検討していたものの、価格や日持ちの面がネックとなり実行に移すことができず。。。

 
そこで、今年は自分で栽培してみることにしました。20151130-02寒くてもしっかりと育ってくれるので非常にありがたいです。

 

 
ヒョウモンズにあげてみたところ、、、

ヌーは迷わず食べましたが、大ちゃんは「何コレ?」という顔。。。20151130-03

 

 

でも、数分後には・・・(笑)20151130-04

 

 

ホワイティも、、、20151130-05

 

 

ミツオも、、、20151130-06摘みたてということもあり、食い付きは良好です。

牧草栽培、冬の恒例行事となりそうな予感がしております。

 

 

それから、活性が落ちていた五右衛門の冬眠を開始しました。20151130-07今回は試験的に冬眠ボックスは用いず、庭の雨が当たらない場所でのチャレンジです。

無事、春に再会できますように・・・

 

 

 

復活のホワイティ

昨年の12月に腎不全との診断を受けたホワイティですが、何度となく状態の浮き沈みを繰り返した後に復活を遂げました。

特に2月の末頃は死んでしまう寸前のような状態でして、手足や首がガリガリに痩せ細り、自力で歩くことも出来なくなっていたのですが・・・。

もう先が短いと悟った私は「せめて好きなものを思う存分食べさせてあげよう」とD3入りのカルシウム剤を振りかけた山盛りの野菜を与え続け、体を冷やさないこと、水分を補給させることに留意しました。
すると、いつの間にか以前の食欲を取り戻し、物凄い量の桑の葉を毎日完食するようになったのです。

5月に入った頃には毎朝餌の催促で大暴れをするほど元気になり、徐々に肉付きも良くなりました。
というか、むしろ食べている量を考えると太り方が物足りないというのが本音です。。。


そんなわけで、半年以上の療養期間を経て、7/12に皆と合流させることができました。
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ナミビアトリオが久々に勢揃い!(真ん中がホワイティです)

外に出した後も底なしの食欲は健在ですので、外気と太陽光を浴びることで更なる健康体になってくれることを期待しています!




ついでに他の面々も・・・

ホシガメのメストリオ with D
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術後のポンタ(右)も順調に回復しているようで、元気に過ごしています。



餌を求めるクロハラ
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この後、庭を掘り返してミミズをあげました。
配合ばかりでもアレなので・・・



餌を求めるミツコ
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お店の人に「この個体は頑なに生き餌しか食べません」と言われ、まさにその通りでした。
が、最近になってようやくバナナ&配合に餌付きました!


毎日とっても蒸し暑いですが、亀たちが幸せそうに過ごしているので私は我慢できます(笑)

感謝

闘病中のホワイティですが、ありがたいことに先週の中頃から少しずつ食欲が出てきました。
本来の体重にはまだまだ及びませんが、少し希望が見えてきたように思えます。

今朝、処方された輸液注射を使い切ったこともあって3週間ぶりの診察に行ってきたのですが、血液検査の数値がかなり改善されていました!

先生も「時間をかけてケアしていけば、きっと大丈夫でしょう」とのこと。


懸命に食べるホワイティ
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今までの分を取り返そうとしているかのようです。


一時はシワシワの顔で目も虚ろ、、、もう長くは生きられないのではと思えるほどに弱っていたのですが、容態の浮き沈みを繰り返してなんとか復活しつつあります。

もちろんまだ要注意ではありますが、少しホッとしているというのが本音です。。。

診察して下さった先生方、そしてホワイティの生命力に心から感謝しています。



しかし、ただ喜んではいられません。
大切なのはきちんと原因を探ることだと思います。

自分として心当たりがあるのは“温度”と“ストレス”です。

温度に関しては例年通りの落とし具合だったのですが、今年は屋内回収後に同居していたヌーが暴れていたことによるストレスが引き金となり、悪い方向に作用していたのかもしれません。

同じナミビアヒョウモンであるミツオとヌーは変わらず元気一杯ですので、同種でも個体によって環境への適応力が異なることを改めて認識しました。
ちなみにホワイティは何となくケヅメに近い体型なので、緯度的に暖かい地域の血統なのかと思ってみたりも・・・。

また、日光浴とカルシウムの摂取を十分に行っているにもかかわらず甲羅が軟らかいことから、先天的に腎臓や肝臓が弱く、カルシウムの分解吸収がされにくい体質であるとの指摘も頂きました。

甲長8cm程度で迎えた時はクチバシが不良だったせいか明らかな栄養失調状態でしたので、もしかするとその頃のダメージを今も引きずっているのかもしれません。

いずれにしても、今回の件でホワイティについて深く知ることができたのは事実ですので、より健康に生きられるように食事や環境を改善していきたいと思います。

失敗ばかり

重い話になりますが、ナミビアヒョウモンのホワイティが闘病中です。

もう5年近く飼育していますが、最初の立ち上げ時以来は食欲がない事など一度も無く、健康を疑ったことはありませんでした。

そのホワイティに、先月の中頃から異変が起こりました。
歩く姿に力がない上に、餌を出しても匂いを嗅ぐだけで食べようとしません。
それならば彼の好物をと思ったものの、今までは何を出しても好き嫌いなく食べてくれていたので、飼い主のくせに何が好物なのかを知らないことに気が付きました。

そんなモヤモヤが何日か過ぎ去り、いよいよ体重が軽くなってきてしまったので、病院で診察をお願いしました。


症状には現れていないものの、なんとなく結石や肺炎を心配していたのですが、レントゲンの結果はガスが溜まっている程度とのこと。。。

しかし、血液検査にて血中尿素窒素の値が尋常でないことがわかりました。
いわゆる『腎不全』です。

腎不全といえば、私が一方的に読んでいたケヅメヒョウモンのブログを思い出します。
優しい飼い主さんと賢いカメとの心温まる日常を綴ったもので、強い憧れを抱きつつ拝見していたのですが、最終的にケヅメヒョウモン君は腎不全で亡くなってしまいます。
私は全くの他人ながら、この別れが悲し過ぎて号泣しました。

あの時、なんて厄介な病気だろうと感じていた腎不全。
私の可愛いホワイティが患ってしまうなんて悪夢です。。。


診察に行く朝のホワイティ
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持ち運び用のプラケースに移動されたホワイティ
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大ちゃんとヌーが心配そうに寄ってきました。
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診察後に渡された大きな皮下注射
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二日に一度、打っています。



最近は、少し餌をつまんでくれたと思ったら翌日は食べなかったりで、だんだんと元気がなくなっているようにも感じます。

本来は食いしん坊なカメですから、食べることなんて当たり前としか思っていませんでした。

しかし今は、小さなひと口を食べてくれるだけで胸がドキドキします。



はっきり言って、厳しい状況だと思います。
でも、私が諦めたらお終いですから希望は捨てません。

今できることをしっかりと考え、飼い主としての精一杯を尽くしたいと思います。