残念な思い出ですが、今年の7月にブラッキーというインドホシガメを亡くしました。
いわゆるピンポンサイズだったブラッキー。。。
お迎え後、成長を確認して喜んでいたのも束の間で、二カ月後には死なせてしまうという辛い結末でした…。
それまでもリクガメを死なせてしまうことは経験していましたが、なぜかブラッキーを亡くした時には特に激しく落ち込みました。
私のように、可愛いさゆえにピンポンサイズのホシガメを迎え、一生懸命お世話をした挙句に死なせてしまうという話はよく耳にします。
「立ち上げは難しく、高い確率で死なせてしまう」という認識が多い中、その通りの結末を迎えてしまったことにブラッキーが不憫でなりませんでした。
確かに避けられない死というものも多くあるとは思うのですが、私の場合は管理が甘かった点を否めません。
それからはブラッキーのことが頭を離れず、「輸入されたピンポンサイズのホシガメは本当に育たないのか?」という、今さらながらの疑問に襲われる日々が続きました。
そして、完全なる私のエゴではありますが、もう一度だけチャレンジしてみようという結論に至りました。
ブログ上では今更の告白となりますが、私は8月のジャパンレプタイルショーにて、ピンポンサイズのインドホシガメを5匹連れて帰りました。
(時間軸としては、この5匹を購入後にプーキーとの出会いがありました)
一度に5匹も連れて帰ったのは、何匹かは死んでしまうであろうという予測をしたからではありません。
1匹や2匹での飼育結果では個体の当たり外れとして捉えてしまうと思ったからで、同時に複数匹を立ち上げることで「ピンポンサイズでもきちんと育つ」という結論に辿り着きたかったのです。
(本当は10匹以上で試してみたかったのですが、予算と飼育スペースの都合が・・・)
お迎え直後、温浴を済ませると、甲羅に個体を識別する為のマークを書きました。
当面は1号から5号と呼ぶことにして、それぞれの甲長と体重を確認。
大きめな1号以外は全て24g程度でした。
この日からは心配と試行錯誤を繰り返し、ホシガメ飼育のことばかりを考えていた気がします。。。
(プーキーの拒食問題も重なったりして.....苦笑)
そして、、、
写っていない4号を除き、早くも成長線が出ています。
とりあえずは5匹とも元気に生きています!
※真ん中の個体
これは4号で、お迎え時は2番目に大きかった個体です。
この4号、かなり虚弱個体のようで、迎えて2日目で単独飼育に切り替えました。
最初の数日は「食べない&動かない」でドキドキ。。。ようやく少し食べるようになっても全く体重が増えず、いつ衰弱を始めてしまうかと心配しながらの飼育でした。
他の個体と決定的に異なるのは、人工フードを食べ物と認識してくれず、いくら与えても葉物しか食べないこと。
それと、連れて帰ってから気付いたのですが目の色が個性的で、なんだかヤマガメみたいです。
やはり、こういう個体は先天的に育ちにくいのでしょうか。。。
一ヶ月を過ぎたあたりから食欲も安定してきたので他の個体達と一緒にしているのですが、なかなか成長の兆しを見せてくれません。
5匹の中で一番と言って良いほど元気なのですが、私は無駄に元気なベビーは危険信号だと思っていますので、逆に心配だったりします。
他の個体はだいたい同じ場所にかたまっているにもかかわらず、4号だけは気温の低い場所を選んで寝ていることが多いので、やはりどこか患っているような気も・・・。
しかし、現在では食欲・排便ともにかなり順調ですので、そろそろ待望の成長線が出てきてくれるのではと期待しています。
他の個体に関しても、温浴時に大きめの結石を出す個体もいたりしてまだまだ気は抜けません。
一応、今のところは順調な成長ぶりだと思えるのですが・・・。
飼育していると色々な発見があるのですが、特に新鮮だったのは床材をかなり深く掘り返すということです。
私は床材がある程度の深さまで水に浸かっているようにしているのですが、それを知ってかシェルター内の地面を水が出るまで掘り返し、出来上がった水溜りに浸かりながら過ごしています。
もしかすると、自然下のホシガメベビー達もこんなふうにして脱水から身を守っているのかもしれませんね。
もともとケージ内は24時間高湿度を保ち、尚且つ大きな水入れを常設していますので、本当に水に対する依存度が高いカメだと思います。
成長記録として、お迎え時と3ヶ月後(現在)の甲長&体重変化を記します。
・1号:4.9cm/33g → 6.7cm/71g
・2号:4.5cm/25g → 6.2cm/60g
・3号:4.4cm/23g → 6.1cm/60g
・4号:4.65cm/24g → 4.7cm/28g
・5号:4.5cm/24g → 6.6cm/73g
4号を除いては2倍以上の体重になりました!
でも、全員無事に冬を越せるのかがちょっと不安です。。。
というわけで、現時点での結論は、
「ピンポンサイズのホシガメも一生懸命お世話をすれば高確率で育つかも・・・」
です(笑)
とはいえ、やはりピンポンサイズのお迎えは控えたほうが良いというのが本音です。。。
ホシガメに限ったことではなく、ヒョウモンであれ地中海系であれ、50gにも満たないリクガメの立ち上げはリスクが伴うと思いますので…。
不定期にはなりますが、今後もホシガメたちの成長記録をアップしていきたいと思います。
ちなみに、隠し亀nnはもういません!(笑)
ミツオさんのホシガメへの愛情が伝わってきました
どんなコでも星にしてしまうのは本当につらいですよね
だけどそれでも思いを断ち切れずに5匹ってすごいですね
4号ちゃんが心配ですね
色素が違うということはやはり先天的に体質が違うのかもしれませんよね
でも嘴がちょっとギザギザしているように見えます
ギザギザのコは食いしん坊のコが多いのできっといつかポンタちゃんのように成長を始めてくれることでしょう!
ホシガメやヒョウモンガメに憧れはあるものの高湿度での飼育を維持する自信がありません
掘ると水が出るって自然っぽくていいですね
自然下ではビチャビチャドロドロの中で暮らしているのでしょうね^^
4号ちゃんがんばって!
さすがミツオさん!
素晴らしいカメ愛と向上心、自分への挑戦ですね。
例えエゴであっても、世話は一生続くわけですから
相当の覚悟がないとできないことだと思います。
私には絶対にマネできないと思いますので、
ミツオさんには、ホシガメの鉄人になってほしいです。
びちゃびちゃの泥水は私も大好きなんですが、雑菌問題は
大丈夫ですかね?素朴な疑問なんですが。
まぁ、自然化ではワケワカメ菌がワンサカいるでしょうから
菌は大丈夫としても、腐敗して毒性が増すようなことがあると
拙いような気もしますよね。そんなことを考えると、
やっぱりホシのケージ設定は難しいなぁと思ってしまいます。
お迎えしてからずっとブログに登場させなかった慎重さと、名前をつけずに1~5号としてきっちり管理している姿勢が、ミツオさんの本気度を物語っているようです。
一気に5匹とは、「かわいいから飼う」のレベルをはるかに超えています。難しそうなインドホシ、日本で亡くなってしまうケースはたしかによく耳にします。でも、亡くなったコのぶんまで新しい個体を育て、さらに繁殖までできたとしたら、リクガメ消費国の名誉挽回となりそうです。すっかり飲み会幹事のイメージが定着し、うっかり忘れそうでしたが、やっぱりミツオさんは立派なカメ飼育者でしたね^^
わたしには手の出ないホシガメですが、こちらのブログで飼育疑似体験させていただきます。手に汗握りながら成長を応援しています!
>zerokoさん
飼育数を増やすことは必然的に亡くしてしまう可能性も増えることになりますので、私も複雑な思いがあります。
悲しい思いをしたくなければお迎えをしないというのがきっと正しい選択なのでしょうね。。。
すべての個体がまだまだ安心できる状況ではありませんが、やはり4号は特に心配です。
ただ、私の感覚的には育ってくれそうな気配がありますので、なんとか頑張って良い結果につなげたいと思います。
応援、ありがとうございます!
>ぴえ~る隊長
「向上心」「挑戦」と表現すれば美しいですが、私の場合は完全なる「エゴ」でございます。
しかも、ホシガメの鉄人的な方はもう既に存在していますので、今さら私が頑張らなくてもというツッコミが聞こえてきそうな・・・(笑)
泥水による雑菌、大いに問題ですよね。
私の場合は食べ残しや糞は速やかに撤去し、それでも汚れてきたら床材を交換するという方法をとっています。
リクガメは元来ペットとしては適さない動物であり、飼育が難しいとされる種ほど「飼い主にとって都合の良い飼育環境」と「カメにとって居心地の良い環境」との条件が異なるのではないかと思います。
多湿系は難しくもあり、そこが楽しくもあり、、、とりあえず頑張ります!
>イチコさん
いや、本気度なんてお恥ずかしいです。
お迎え早々に☆にしてしまったらカッコ悪いと思って載せなかっただけですので・・・。
おっしゃる通り、日本はリクガメ消費国という印象が大きいですから、少しでも飼育技術を培いたいという思いはあります。
私自身、カメ好きといっても単なる消費者の一人に過ぎませんから、せめて亡くした数よりも殖やした数のほうが多くなるように頑張りたいと思っております。
そういう意味では、カメ飲み会の幹事をやって先輩飼育者さんたちを労うのも重要な仕事なのかもしれませんね(笑)
初めまして!! こんばんは!!
私もインドホシ♂2(11cm&13cm)♀26cm(18年)を飼っています。
ピンポン5匹お迎えですか?インドホシは、やや立ち上げに苦労すると思いますが、頑張って下さい!!
ちょっと4号ちゃんが心配ですね…(泣)
>「飼い主にとって都合の良い飼育環境」と
>「カメにとって居心地の良い環境」との条件が
>異なるのではないかと思います。
全くその通りだと思います。熱帯多湿系は、
「双方の都合が合わさる部分」がほとんどないんでしょうね。
私が手を出さないのもその辺の理由から、飼いきる自信が
ないからです。スパルタ順応は、あくまで温帯前提で
「合わさる部分の最大化」を目指すもので、
もともと順応できない種に順応を求めるのは間違いですから。
私の場合は、合わさっている部分を徐々に拡張して、
ゆっくりと押し広げる広げる飼育イメージです。
飼育化と間違った表記をして(下が正解)だので、、
しくじったと思い書き込んだだけですので、レスは不要です♪
エゴでもなんでも立派だと思いますが、えらく謙遜されているので
「さすが、ミツオさん!」は三年後にとっておきますね(笑)
がんばってください!
まだまだ気は抜けないでしょうが、成長してる子達はひとまず安心ですね(*^^*)
4号もゆっくりで良いから成長して欲しいですね。
ミツオさんも4号もガンバ!!p(^-^)q
やっぱり、インドホシだったんですねぇ~
ミツオさんなら、もしかして??という気がしていました。
ブラッキーちゃんのことは、確かに残念でしたが、
ポンタちゃんもプーキーくんも元気に育っています!!
日本の環境では、難しい種であることは間違いないでしょうが、
日本にこれほど多くの個体が迎えられるということは、
原産地では、それだけ多くの個体が繁殖しているはず・・・??
原産地での環境に近いものを再現できれば、育ってくれる???
安易に地中海属を選択した私には、勝手な想像の範囲ですが、、、
ミツオさんのインドホシへの愛情、思い入れで、最高の結果に繋げてほしいです!
ポンタちゃんのときのように、数多くのインドホシ愛好家の希望となるはずっ
頑張ってください!!
インドホシだと思っていました♪ 私も静岡で買いそうになりましたが、ニシヘルマンのメスの値段がかなり高額だったので(それでも値引きしていただきましたが、今は強制給餌中 悲)、ぐっと我慢しました。 その時の気持ちは、ミツオさんと同じでした。 もう一度・・・でした。
4号ちゃん 我が家の成長しないニシヘルマン孵化仔と同じです。 一番元気なのに、体重が増えない仔、甲羅はカチカチに固いのに、一度体調を崩すと・・・。 体重の増加だけが健康の目安です。
ミツオさん 応援しています!! 成長しない仔のお世話は同じです。 一緒に頑張りましょう!
がんばれ4号ちゃん!と言わずにいられません。
ホシガメについてはさっぱりな私ですが、ミツオさんの真剣な思いが
伝わる記事でした。
みんな無事に大きくなれ~とブログを拝見しながら
応援します
ベールに包まれていたホシガメちゃんたちにお目にかかれてウレシイ一方、リクガメ飼育についてあれこれ考えさせられた記事でした。
ミツオサンの愛情&努力いっぱいの飼育でホシガメちゃんたちが成長していく様子を私も応援させていただきます。
>kojiroさん
初めまして!
ご来訪&コメントありがとうございます。
18年、26cmのインドホシとは凄いですね!
体重は3kgオーバーでしょうか???
ぜひ一度見てみたいです。
ピンポンサイズの立ち上げ、苦労しております。。。
でも、なんとか育ってくれるよう頑張ります。
今後とも、大先輩としてよろしくお願いいたします!
インドホシでしたか♪
概ね順調のようで流石ミツオさん^ ^
わたくしには管理が大切なカメは・・・(汗)
ドンドン大きくなっていくとにぎやかになりますね♪
頑張って下さい。^O^v
>ぴえ~る隊長
確かに温帯地域のリクガメは許容される環境が人類に近いように思います。
地中海系は余計な気を使わずにカメとの距離を縮められるところがとっても魅力的な種ですよね。
もちろん無茶は禁物だと思いますが・・・。
変換ミスで2度も参上いただけるとはありがたき幸せ!
その細やかなお気遣い、「さすが、ぴえ~るさん!」(笑)
>サンダースさん
ありがとうございます!
ピラフさんも大きくなってくれますように・・・
>ぱくち~さん
このくらいのサイズは、少しでも成長をしてくれると何となく安心感がわきます。
やはり4号が心配ですので、本格的な冬になる前に少しでも大きくなって体力をつけて欲しいのですが、現在はなんとも・・・。
応援、ありがとうございます!
>がびおさん
そうです。やはりインドホシでした(笑)
日本での脆弱なイメージとは一転し、現地では逞しい姿が多々見受けられますよね。
繁殖されている量も物凄い数ですから、やはり気温・湿度・気圧など、現地との環境差によるものが大きいのかもしれません。
応援ありがとうございます!
将来はポンタやプーキーと揃って暮らしてもらえるよう、頑張って育てていきたいと思います!
>ケイティママさん
さすがにお察しだったようですね(笑)
お迎えされたメスの西ヘルマンさん、強制給餌中なのですね。。。
ケイティママさんでも立ち上げにご苦労なさっているとは、よほど難易度の高い個体なのだと思います。
でも、ケイティママさんのところに行けたことが、せめてもの救いではないでしょうか。。。
一日も早く自力で食べられるようになることを祈っております!
元気ばかり良くてなかなか大きくならないベビーは本当に心配です。私も4号だけは毎日体重を測り、一喜一憂しております。
良い知らせができるよう、頑張りたいと思います!
>Lin71さん
温かいコメントありがとうござます!
やはりホシガメはクセの多い種だと思いますので、日本で飼育する場合には色々と制約が多い気がします。
私も不安を抱えつつの飼育ですが、がーのふさんとからんさんのリラックスした暮らしぶりに癒されております。
良い結果になるよう、頑張って飼育していきたいと思います!
>mam*i*891さん
今回は堅苦しい内容ですみません。
次回以降はまたいつもの下らない内容に戻ると思いますので、どうかお許しください(笑)
皆様に5匹の健やかな成長をお届けできるよう、頑張っていきたいと思います。
応援ありがとうございます!
>カメさん
毎度ご心配をお掛けしております。
概ね順調なのですが、問題児が約一名・・・。
今でも充分すぎるほど賑やかですので、大きく育った際にはぜひ引き取ってください!(爆)
あ、でもその頃にはカメさん宅もヒョウモンの孵化仔で溢れかえってるかもですね(笑)
5匹同時とは豪気ですねえ。インドホシは確かに確かに上手くいかないと
原因もいまいちはっきりしないし個体差で片付けてしまいがちですから、
複数個体を育ててその中で平均的に上がってくることを知るのは
学術的に意味のあるところだと私も思います。
応援と期待しておりますので時々経過報告してくださいね。
>乙さん
一度に5匹もお迎えするのは少々勇気が要りましたが、目的を果たそうとするとどうしても・・・。
学術的というほど高尚なものではありませんが、自分の中でしっかりは大きな参考データとして残したいです。
良い報告ができるように頑張ります。
またご報告させていただきますね!
隠しガメさんとは、この5カメさんだったんですね!
確かに、輸入ホシガメベビーに関してはそういう定説がありますよね。。最近は、状態は昔に比べてよくなっているのでしょうか・・
いずれにしても、5カメ一気にというのはすごいと思います。ミツオさんの並々ならぬホシガメへの愛情と真剣さを感じます。
4号チャンは、確かに成長が伸び悩んでいて心配ですね。。。
でも、成長期がズレル仔もいるようですから、前向きに考えたいところですよね。
5カメちゃんとも元気に冬越できますように^^
>bellさん
そうなのです。ようやく隠し亀の紹介をさせていただきました。
輸入されてくるホシガメベビーは、どうしても可哀そうな運命というイメージが拭えませんよね。。。
まあ、私もその片棒を担いでしまっているのかもしれませんが・・・。
そもそもが難しいのかもしれませんが、国内CBが増えてペットとして身近な存在になってくれると嬉しいです。
4号を含め、5匹全てが揃って春を迎えられるよう、細心の注意をしながら育てていきたいと思っています。