今年も残り僅かとなりましたので、印象深かったことを書き連ねておこうと思います。
・リクガメグレースが無くなってしまった。
あのお店のリクガメは、いつ行ってもイキイキとしていました。
入荷してもトリートメント期間が済むまでは販売しないというスタンスも素敵でした。
私がコソコソと亀たちを見ていると、いつも優しく話し掛けてくれた店長さん、とても素敵な方でした。
まさに、“オンリーワン”なショップでしたので、とても寂しいです。
・大切なホシガメを3匹も亡くしてしまった。
亀友さんから譲り受けたオスを6月に、大切に育ててきたポンタを9月に、愛嬌たっぷりのプーキーを11月に死なせてしまいました。
今までも亀を亡くした経験は多々ありますが、長期飼育をしてきた個体を立て続けにということは初めてです。
ポンタに関しては、命懸けで遺した有精卵すら孵すことが出来ず、言葉にならない無力感を味わいました。
・ホシガメの繁殖が実現した。
春から夏にかけて、昨年11月に産卵された3つの卵が孵りました。
これについては寛大な諸先輩方のアドバイスがあってのことですが、念願の孵化仔達を授かることができたのは非常に嬉しい出来事でした。
そして、今年は合計25個の卵がとれました。
ただ、最初の3個はポンタのもので、すべて有精卵であったにもかかわらず私の無知により孵すことができず。。。
その後は失敗から学んだことを活かし、なんとか高い孵化率を維持できています。
まだまだ課題が山積みですので、少しずつでも前進できるように勉強していくつもりです。
・とんぶり市に初出店
とんぶり市に初めて行ったのは第一回の2009年でした。
その時は出店している人々が別世界の存在に思えていましたので、繁殖個体を販売する側に立ったことは感慨深い出来事でした。
最も強く感じたのは、自分が繁殖させた個体を直接販売できる場があることへの感謝です。
ぶりくら・とんぶりは多くのブリーダー様にとって亀飼育の大きな糧となっていると思います。
クリーパー等の専門誌もそうですが、趣味を続ける上での精神的な後ろ盾が存在することに、改めて有り難みを感じました。
・飼育種の迷走
かねてから飼育頭数を抑えなければ全てが中途半端なものになってしまうと危惧していましたが、今年も新たなメンバーを増やしてしまいました。
その一つはトゲヤマガメです。
昨年末にペアを迎えたことで情熱に火がついてしまい、今年に入ってからも数匹・・・(苦笑)
さらに、長年我慢していたアメハコに関しても魅力的なミツユビのメスを見つけてしまい、お迎えする羽目に。
じつは、最近も素敵なオスを迎えてしまいました。
12月の初旬に来たばかりなのですが、すぐに冬眠に入ってしまったので、まだ10分程度しか見ていません。
とあるブリーダーさんの元で大切に育てられてきた個体でして、淡い色合いと無紋の甲羅に惹かれました。
個人的に、トウブは派手な個体が好きなのですが、ミツユビには地味さを求めてしまいます。。。
情けない話ですが、既存の個体を上手く飼えていないストレスが新規のお迎えに繋がっているように思えますので、今後は地に足の着いた飼育が出来るよう、気を引き締めなくてはなりません。
とはいえ、まだ気になっている種はいるのですが・・・(汗)
あ、クロハラモエギのオスを譲って頂けたのは本当に嬉しい出来事でした。
ずっと欲しいと思っていた反面、もう実現するチャンスは無いであろうと諦めかけていましたので、これは良い意味での増員と言えます。
以上が2015年の主だった思い出ですが、いざ書き始めると次々に浮かんでキリがありません。
あっという間のようで、やはり色々な事があった一年だったのでしょう。
末筆ながら、私と関わって下さった全ての方々へ御礼申し上げます。
来年もマイペースながら頑張って参りますので、仲良くして頂ければ幸いです。
それでは、皆さま良いお年をお迎え下さい。